採尿容器と言うと、パック寿司🍣着いているプラスチックの醤油入れみたいなものか、10mlの尿スピッツを思い浮かべるかもしれません。

健診で行われる尿検査は尿定性または尿定性と尿沈渣です。

尿定性とは、尿試験紙に尿を浸し、尿潜血、尿たんぱく、尿糖、尿pH、尿比重などを検査します。

尿沈渣は赤血球や白血球などの細胞数を計測します。当院では最新尿沈渣機械を導入し、検査時間を短縮しています。

健診で醤油入れみたいなものなら尿定性のみ、10mlの尿スピッツを渡されたら尿定性と尿沈渣が行われていることが多いと思います。

泌尿器科では全例に尿定性と尿沈渣を行います。両者を組み合わせて診断し、必要なら尿培養(尿を培地で培養し、感染している細菌をつきとめ、感染している場合は薬剤感受性検査を追加し、どんな抗生剤💊が有効かを調べます)や尿細胞診(尿中の細胞を顕微鏡で観察し、癌や炎症性疾患を調べます)を追加します。

よって30mlの尿が必要になるため、50mlの容器を渡していました😊。