新型コロナウイルス🦠ワクチンの副反応は免疫反応の一部であり、理論的にワクチン誘発性の抗体形成を鈍らせる可能性があるので、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)はワクチン接種前の解熱鎮痛剤を投与は推奨していません。

しかし、特に2回目のワクチン接種後は、高率に発熱、頭痛、倦怠感などの全身反応を起こすので、解熱鎮痛剤が必要になります。

解熱鎮痛剤を使用する際、ロキソプロフェン(商品名ロキソニン)などの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)ではなく、抗炎症作用の少ないアセトアミノフェン(商品名カロナール)を服用した方が良いという考えもあるようです。

ちなみに最も抗炎症効果が強いのはステロイドです。

カロナール(200)は鎮痛効果が低く一般的に2錠内服して頂きます。ロキソニン(60)は切れ味が鋭く、我々臨床医はカロナール(200)2錠より、ロキソニン(60)1錠を処方しがちです。ただしロキソニン内服を連発すると消化器症状を引き起こすので胃薬をくっつけて処方する時が多いです。カロナールは1回投与量最大500mgなのですが、消化器症状を起こさないのでもう少し量が多ければロキソニンに匹敵する効果が得られるのでは?と思っています。ちなみにアセトアミノフェンの点滴液アセリオは1000mgです。

話が逸れてしまいましたが、CDCは、NSAIDsを含む解熱鎮痛剤を使用して良いとしています。

コロナワクチン副反応は、ほぼ翌日だけなので、ロキソニンが飲み慣れていたら、ロキソニンで良いと思います😉。

ちなみに昨日の院長ブログユーザーは2万人超え(23354人)しました😱。