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PSAが高いと言われた方

PSAが高いと言われた方

前立腺にガンが発生すると、がん細胞が前立腺特異抗原(PSA)というタンパク質を分泌するため、値が高くなります。
ただ、前立腺肥大症や前立腺に炎症がある場合でもPSAは高くなるため、「PSAが高い=前立腺がん」とは限りません。

PSAの正常値とは?

PSAの正常値とは?

50~64歳は3.0ng/mL以下、65~69歳では3.5ng/mL以下、70歳以上は4.0ng/mL以下が正常値として推奨されています。
ただ、2桁以上の高い数字でもガンではないこともありますし(PSA値異常の50~80%で異常なし)、逆に少なくてもガンが発見されることもあります。

大切なのは数値ではなく、その数字の変化や専門医による診察・診断結果です。
気になる数値が出た場合には、お気軽にご相談ください。

前立腺肥大症との関連

前立腺がんではないことを、確認することが大切

前立腺肥大症は、場合によっては、治療せずに経過観察となることも多い病気です。
ただ、前立腺がんと症状が似ているので、「前立腺がんではないこと」を知るためにも、症状が気になりだしたら、早めに受診するようにしましょう。

前立腺肥大症(BPH)とは

前立腺肥大症とは、年齢とともに大きくなった前立腺が、その中心を通っている尿道を押しつぶしてしまい、「おしっこの勢いが弱い」や「おしっこの回数が多い」などの症状が出てくる病気です。
前立腺肥大症の患者さんは意外と多く、50歳で50%、65歳で70%、80歳で90%の方に前立腺肥大症はみられ、そのうち4分の1の方は治療が必要になります。

前立腺肥大症の治療方法

前立腺肥大症だと診断されたら、その後の治療方針は、大きく分けて3つあります。お薬、手術、経過観察です。

1.薬物療法
いくつか効果が確認されているお薬を使いながら、治療を行っていきます。
2.手術療法
薬物療法で効果が十分に出ない場合や、症状が重い場合は手術になります。
一般的には、内視鏡と電気メスを用いた経尿道的前立腺切除術(TURP)が行われます。
手術が必要な場合は、小牧市民病院にご紹介いたします。
3.保存療法
日常生活で特に困ったことがなければ、経過観察にとどめ、特に治療する必要がない場合もあります。
前立腺肥大症の治療方法

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