最も有名な解熱鎮痛剤と言っても過言ではない、ロキソニン(一般名ロキソプロフェンナトリウム水和物、通称ロキソプロフェン)の市販薬には、ロキソニンSシリーズがあります。

ロキソニンSシリーズの内服薬として、①ロキソニンS、②ロキソニンSプラス、③ロキソニンSプレミアムがあります。

①ロキソニンS

ロキソプロフェン60mgと同じです。

②ロキソニンSプラス

ロキソプロフェン60mgと胃粘膜保護剤(酸化マグネシウム)が配合されています。

③ロキソニンSプレミアム

ロキソプロフェン60mgと胃粘膜保護剤(メタケイ酸アルミン酸マグネシウム)に加えて、鎮痛補助成分の無水カフェインや鎮静成分のアリルイソプロピルアセチル尿素とが配合されています。アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静成分)を含むので、服用後の車の運転は禁忌です。

当院でロキソプロフェン処方する場合は、胃粘膜保護剤をくっつけてロキソニンSプラスのような状態で処方する場合が多いです。

しかし、コロナワクチン副反応として、高熱を伴わない倦怠感があり、鎮静作用を含むロキソニンSプレミアムが最もマッチする方もいるかもしれません🤔。