コロナ感染スタッフは1回目の接種後、回復はしたものの、重い副反応を発症しました。
他のクリニックスタッフの想定外の副反応を経験経験したこと、感染で獲得した免疫がワクチン1回の接種で十分なレベルになるという知見から、リスクとベネフィットを考慮し、一旦はワクチン1回目の接種で終了することにしました。
間違えないように、2回目の接種券付き予診票を破って捨てました。
その後、様々な知見が増えてきました。
厚生労働省は相変わらず感染経験者も2回接種を勧めており、ワクチン2回終了した接種者が得ることができるワクチンパスポートも話題になってきました。
一方、ワクチン3回接種や原液接種などのワクチン誤接種のニュースが流れてきましたが、いずれも健康被害は認められなかったとのことでした。
一般の薬剤では、原液(6倍濃縮液)が投与されたら、致死量に至ることもあります。どうやらワクチン誤注射は、他の薬剤と異なり、致死的になることは少ないようです。
考えてみれば、新型コロナウイルス🦠の半数以上は無症状であり、既感染が分からずワクチン接種を受けている人はゴロゴロいるはずです。
医学的には1回の接種で十分と考えられますが、社会的には(コロナ感染者は1回の接種でワクチンパスポートが得られない限り)、ワクチン接種する選択肢もあり得ると、本人にお話ししました。
結局2回目のワクチンも接種することになりました。