厚生労働省は、8月後半に配布を予定していた新型コロナウイルスワクチンについて、VRS(ワクチン接種記録システム)の入力が遅れている自治体を、「在庫」があると判断して自治体への供給量を1割減らす方針を示しました。

しかし大阪府を始めVRS入力が遅れている自治体側からは、「在庫」には予約済みのワクチンも含まれているなどとして反発する声が上がっていました。

一方、小牧市を始め、VRS入力を迅速に進めていた自治体に対して、国からのワクチン供給が追いつかず、接種ペースを落とすように求めていることなどに関しては、河野大臣から「はしごを外して申し訳ない」と謝罪の言葉がありました。

結局7/26、厚生労働省は「在庫」があると判断した自治体への供給量を1割減らすとしていた方針を撤回すると発表しました😭。

ここからは私の考えです。

大阪府知事や大阪市長は喧嘩が上手いから、厚労省にクレームをつけて方針を撤回させたようにも見えますが、事実は違うように感じます。

まず、大阪府知事や大阪市長はのクレームのつけ方はどうなのかなあ?と思います。人口の多い大阪はVRS入力が大変なのは分かりますが、入力が遅れているのは事実なのだから、「遅れてごめんなさい。今後は頑張って入力しますので、ワクチン供給お願いします」ではないのでは?

また厚労省が、「在庫」があると判断した(VRS入力が遅れている)自治体への供給量を1割減らすとしていた方針を撤回する理由は、大阪市長の顔が怖かったからでなく、VRS入力ができている自治体は比較的人口密度が低く、VRS入力が遅れている自治体は人口密度が高いので、人口密度の高い自治体にワクチン供給する(まじめに入力した自治体には涙を飲んでもらう)決断をしたからではないでしょうか?