以前のブログで、モデルナ製のコロナワクチンはファイザー製に比べて、重篤な副反応とされているアナフィラキシーがやや少ないこと、保存条件がアバウトなこと、希釈の必要がないことから、大規模接種に適しているのではないか?と述べさせて頂きました。

しかし最近の報告では、モデルナ製のワクチンの方がやや副反応の頻度が高い傾向があります。

1回目接種の副反応は、モデルナ製とファイザー製はそれぞれ、接種部位の疼痛は71%と64%、倦怠感•頭痛•筋肉痛が20%と20%、悪寒•発熱が10%と7%に報告されています。

2回目接種は、接種部位の疼痛は78%と67%、倦怠感•頭痛•筋肉痛は50%と40%、悪寒•発熱は40%と20%と報告されています。

また、65歳以上と65歳未満を比べると、65歳以上の方がいずれの副反応の発生頻度も低かったと報告されています。

65歳以上のワクチン接種はほぼ終わっています。今後は65歳未満の方の接種に移っていきます。

今後、65歳未満の方に行われる大規模接種や職域接種はモデルナ製が使用されます。

副反応発症のみを考慮すると、65歳以上はモデルナ製、65歳未満はファイザー製という考え方もあったのかもしれません🤔。