河野ワクチン大臣は、アストラゼネカ製のワクチンについて、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されている東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄の6都府県に優先配布する方針を明らかにしました。

アストラゼネカ製ワクチンは、ウイルスベクターワクチンです。

ファイザー製やモデルナ製のmRNAワクチンの新型コロナウイルス発症予防効果は90%以上ですが、アストラゼネカ製ワクチンは76%と言われています。

また接種後に血栓症を発症した事例が報告されており、一部の国で接種を中止したり接種対象を制限していました。

政府はアストラゼネカ製について、血栓症のリスクが低いと考えられる40歳以上を予防接種法に基づく接種対象にすることを決定しました。

河野大臣は、海外でアストラゼネカ製を1回接種したまま帰国した人や、ファイザー製やモデルナ製に含まれているポリエチレングリコール(PEG)にアレルギーのある方に需要があるのでは?とも述べられていましたが、絶対数はかなり少ないと思われます。

そしてここにきて、緊急事態宣言が発令されている地域での優先配布の発表がありました。

アストラゼネカ製ワクチンの発症予防効果(76%)は、インフルエンザワクチンなどと比べて決して低いものではなく、血栓症のリスクが低いことが担保されれば、希望者ははそれなりにいるはずです。

アストラゼネカ製ワクチン2回接種者には行動制限を減らすとか、効果が期待されているアストラゼネカ製ワクチン接種後、mRNAワクチン接種(ワクチンミックス)などの選択肢が与えられれば、希望者は増えるかもしれません🤔。