先日、新型コロナワクチンの新型コロナワクチンの兵庫県と埼玉県で、誤って使用済みの注器器をしたとのニュースがありました。

これまで報告された誤注射は以下の4パターンです。

  1. 使用済み注射器誤注射
  2. 空気誤注射
  3. 生理食塩水(低濃度ワクチン)誤注射
  4. ワクチン原液誤注射

ファイザー製のワクチンは1瓶0.45ml入っており、1.8 mlの生理食塩水を加えて2.25mlに希釈後、ワクチン接種注射器に0.3mlずつ6回分とります。

当院ナースが考案したワクチン接種法は、あらかじめワクチン接種注射器に0.3mlより少し多く吸っておき、接種直前に0.3mlに合わせます。

この方法によって、使用済み注射器誤注射や空気誤注射は防げるし、以前のブログでお話しした通り、生理食塩水(低濃度ワクチン)誤注射も、ワクチン接種注射器に0.3mlより多く吸っておくことによって、使用済の容器に残る溶液がわずかになり、使用未の注射器との区別がつきやすくなるし、もし間違えて希釈してしまっても6回分とれないので間違いに気づきます。

しつこいですが、ワクチン原液誤注射は、マニュアルを読み直すしか防ぐ方法はありません😭。