小牧市の新型コロナワクチン接種事業は順調に進んでいます。
当院の個別接種も1600回を超え、接種者も20-30代が大半になっており、10代の方の接種も増えてきています。
ワクチン接種のメリットは明らかになってきましたが、10代のお子様を持つ親御さんとしては、副反応のリスクを知りたいところです。
6月1日、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンの接種対象年齢が12歳以上になり、本邦でも同様に12歳以上に引き下げられました。
12~15歳の子どもたち2260人を対象とした臨床試験では、2回目の接種後にウイルスの毒性を中和する抗体価を調べた結果は良好で、最終的な発症予防率(有効性)は100%でした。
また副反応に関しては、注射した部位の痛み、疲労感、頭痛などで、一過性の軽~中等度の症状が多く、重い副反応は成人よりも少なかったという結果でした。
また20歳未満の男性に多い副反応の一つに「心筋炎・心膜炎」がありますが、軽症例が多いとされています。
当院でも10代の方にコロナワクチン接種を20回以上行ってきました。
65歳以上の高齢者は、若年者に比べて明らかに副反応は少なかったですが、若ければ若い程、副反応の頻度が高い印象は受けていません。
10代で2回目の接種後発熱した方もいましたが、今のところ副反応の頻度は特に高くない印象です🤔。