新型コロナウイルスに対して使用されたファイザー製とモデルナ製のmRNAワクチンの予防効果やその持続性の点において、モデルナ製が、ファイザー製に勝っていることが分かってきました。
NEJM(New England Journal of Medicine)に掲載された調査結果によれば、2回目の接種から2ヵ月以内の発症予防効果は、ファイザー製は88.8%、モデルナ製は96.3%でした。
また、米CDC(疾病対策予防センター)の調査結果によれば、発症してから入院に至る重症化の予防効果は、ファイザー製の88%、モデルナ製では93%でした。
さらに、モデルナ製の入院予防効果は14~120日で93%、120日以降で92%と長期にわたり維持されていた一方、ファイザー製はそれぞれ91%、77%と減弱が認められました。
両ワクチンとも、同一の特許技術に基づいて開発されたのに何故、臨床試験の結果に優劣が認められたのでしょうか?
この要因として最近、両者の包装技術の違いにより、ファイザー製の有効成分量が30マイクログラムであるのに対し、モデルナ製は100マイクログラムであることが指摘されています。
要するにモデルナ製では、接種されるワクチン量が多い分だけ、予防効果や持続性が高くなる可能性があります。
モデルナ製のブースター接種(3回目接種)は、これまでの半分の量(50マイクログラム)にすると言われていますが、もしかして必要ないのかもしれません🤔。