新型コロナウイルスワクチンの「ブースター接種」と呼ばれる3回目の接種について厚生労働省は、2回目接種を終えた12歳以上全員を公費接種の対象とする方針を決めました。

厚労省は、まずは感染・重症化リスクが高い医療従事者と高齢者、基礎疾患がある人を対象にする方向で検討していました。

しかし、国内外で広く使われているファイザー製ワクチンの感染予防効果や重症化予防効果は、時間の経過とともに下がり、追加接種で改善するのは、どの年代も同じで、年齢で区別する必要はないとの意見でまとまり、異論は出なかったそうです。

また、副反応は、2回目までと3回目とで差があるという報告はありませんでした。

接種開始時期が遅かったモデルナ製については今後、データを集めるとのことです。

これは大英断だと思いました。

海外では3回目の接種の対象範囲は、細かく設定されていますが、厚労省は対象を大胆に12歳以上の国民全員としました。

ワクチン接種を各自治体に任すことによって、驚異的なペースで、医療従事者から高齢者から年代別順にきっちり進みました。

2回目接種後、8カ月が経過する人から順に接券を配布し打っていくことによって、ルールを決めなくても自然に年代別に3回目接種が進んでいくので、大きな間違いは起きないと思います。

ワクチン後進国から一挙に先進国になり、厚労省の独自の判断する決意を感じました😊。