今年9月のインフルエンザの患者数は約180人とのことです。コロナ禍による感染対策の徹底もあって、流行しなかった2020年でも9月の患者数は約500人であり、かなり低い数字です。
日本も含めた北半球の温帯地域の流行を予想する場合、まずはその年の夏、南半球での流行がどうだったのかを検討するのが基本です。
この夏の南半球のオーストラリアやブラジルなどの南米のインフルエンザの流行状況は極めて低く、昨年の夏も同様です。
しかしインドや中国のインフルエンザの流行という懸念材料もあります。
日本感染症学会は「前シーズン、インフルエンザに罹患した人は極めて少数だったため、社会全体の集団免疫が形成されていないと考えられる。そのような状況下で、海外からウイルスが持ち込まれれば大きな流行を起こし、インフルエンザと新型コロナ第6波との同時流行の可能性もある」と指摘し、インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨しています。
当院でもインフルエンザワクチン接種を行なっており、追加供給を受け、まだ予約枠に余裕があるので、希望の方は当院受付に問い合わせて下さい😉。