南アフリカの研究者らは12月7日、新型コロナウイルスのオミクロン株について、ファイザー製のワクチンによる免疫を「かなりの程度すり抜ける」とする初期の分析結果を公表しました。
ファイザーのワクチンを2回接種した12人の血液を用いて検証を行ったということです。
その結果、初期の新型コロナウイルスと比べてオミクロン株に対する中和抗体のレベルが、最大で40分の1に落ち込みました。
研究チームは、「オミクロン株はワクチンによる免疫からかなりの程度、すり抜けることができる」としています。
一方、12人のうち過去にコロナ感染歴があった5人は、オミクロン株を中和しました。
ワクチン接種と、過去の新型ウイルスへの感染という条件が組み合わさると、オミクロン株を中和できる可能性があります。
つまり、3回目(ブースター)接種が大きな効果をもたらすかもしれないということです。
これは、2021/10/13 (水)に当院長ブログで話題にした「超人免疫」(コロナ感染後ワクチン接種で「超人免疫」獲得?)が、実際に証明されそうです🤔。