堀内ワクチン担当大臣は12月10日、ファイザーとモデルナのワクチンについて、2回目までに接種した人の比率は5対1とファイザーが多いにもかかわらず、3回目で配分する割合が6対4程度の見通しとなっているため、ファイザーを接種した人が3回目の接種ではモデルナを接種するケースが多くなるという認識を示しました。
その上で、モデルナ製ワクチンについて「3回目の接種量は1、2回目に比べて半分になるので、副反応がその分だけ少なくなる可能性もある」として、積極的に活用するよう呼びかけました。
このニュースを聞いて、驚きました。
2021/11/8 (月)の院長ブログ(コロナワクチン3回目接種、モデルナは半量です。)で、お話した通り、ファイザー製ワクチンの有効成分量が30マイクログラムであるのに対し、モデルナ製は100マイクログラムであり、モデルナ製のブースター接種は半分の量(50マイクログラム)に設定されていますが、これでもファイザー製に比べて多いです。
現に、2021/11/9 (火)の院長ブログ(コロナワクチン3回目副反応「ファイザー」vs「モデルナ」)で、お話した通り、ファイザー製は2回目までと同量、モデルナ製は半量とした、3回目接種の副反応について、米食品医薬品局(FDA)や米疾病対策センター(CDC)の報告によると、モデルナ製の方が頻度が高いという結果でした。
モデルナ製のワクチンの需要を高めたいなら、1、2回目と3回目のワクチンの種類を変える交差接種の効果を強調した方が良さそうです🤔。