昨夜、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種で2回目までと異なるメーカーのワクチンを打つ「交互接種」についてのNHKのニュースを見ました。

厚生労働省の研究班が分析したのは国内で最初に3回目の接種が始まった医療従事者で、対象となった全員が2回目まではファイザーのワクチンを打っています。

この中で感染による抗体を持っていなかった人を対象に3回目の接種から1か月後の抗体量は、ファイザー・ファイザー・ファイザーは54.1倍、ファイザー・ファイザー・モデルナは67.9倍でした。

2021/12/13 (月)のブログ「コロナワクチン3回目接種「交互接種」で抗体増加!?」にて、3回目接種の1か月後の抗体量は、ファイザー・ファイザー・ファイザーは20.0倍、ファイザー・ファイザー・モデルナは31.7倍とお話ししていましたが、これはモデルナワクチンが全量(100マイクログラム)で行われた研究の結果であり、半量(50マイクログラム)ではどうなんだろうと思っていました。

2021/11/8 (月)の院長ブログ「コロナワクチン3回目接種、モデルナは半量です。」でお話した通り、ファイザー製ワクチンの有効成分量が30マイクログラムであるのに対し、モデルナ製は100マイクログラムであり、モデルナ製のブースター接種は半分の量(50マイクログラム)に設定されています。

交差接種は問題ないことは分かりましたが、これは交差接種の効果なのか?単に有効成分量の問題なのか?素朴な疑問があります。

モデルナ3回目全量(100マイクログラム)の研究では、モデルナ・モデルナ・モデルナは10.2倍、モデルナ・モデルナ・ファイザーは11.5倍と、かなり似通った数字でした。

モデルナ・モデルナ・モデルナ(半量)とモデルナ・モデルナ・ファイザーの結果を早く知りたいところです🤔。