東京都は2月17日、オミクロン株の亜種「BA.2」、いわゆる「ステルスオミクロン」の市中感染が、都内で初めて確認されたと発表しました。

すでにデンマークなどで置き換わりが進んでいる「ステルスオミクロン」は、通常の「オミクロン株」よりも感染力が強いとされます。

国立感染症研究所は「オミクロン株に対しても現段階でエアロゾル感染を疑う事例の頻度の明らかな増加は確認されず、従来通り感染経路は主に飛沫感染と接触感染と考えられた」と報告していますが、WHOの最新の見解では、主たる感染経路は「エアロゾル感染」、次いで「飛沫感染」とされており、「接触感染」は可能性は低いとされています。

ちなみに2021/3/14 (日)のブログ「コロナはエアロゾル感染も???」でお話ししたように、「エアロゾル感染」について語る際、いまだに、はしかと同様のいわゆる従来の「空気感染」を意味している人や、換気の悪い室内などで起こる「マイクロ飛沫感染」を意味している人が混在しています(2021/3/12 (金)ブログ参照「コロナはマイクロ飛沫感染も?」)。

「オミクロン株」は「デルタ株」より感染力が強く、「ステルスオミクロン」はさらに感染力が強い可能性があります。

よって現在の「オミクロン」感染は、従来の「空気感染」に近くなっていると予想されますが、良いことに弱毒化しています。

現在、コロナ出口戦略が話題になっています。

いつまでも「飛沫感染」と「接触感染」にこだわっていないで、新たな戦略が必要と考えます🤔。