3月23日、モデルナ社は新型コロナウイルスのワクチンについて、18~25歳と比較し、生後6カ月から2歳未満と、2歳から6歳未満の両方で、ワクチン接種によって同等かそれ以上の中和抗体ができることを確認したことを発表しました。
その結果を受け、この年齢に対する緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請するとのことです。
臨床試験は米国とカナダで実施され、生後6カ月から12歳未満の約1万1700人が参加し、4週間あけて2回接種するグループと、偽薬を接種するグループに分けられました。
大人が接種する場合に比べて有効成分を4分の1に減らし、オミクロン株が流行する中で行われました。
感染を防ぐ効果は、生後6カ月から2歳未満で43・7%、2歳から6歳未満で37・5%、重症化や死亡した事例がなかったため、重症化を防ぐ効果は検証できませんでした。
一方、副反応は、38度以上の発熱は、生後6カ月から2歳未満は17%、2歳から6歳未満で14・6%であり、大人の半分の量の有効成分を含むワクチンを打った6歳から12歳未満に比べ、割合は少なかったとのことです。
2021/11/8 (月)の院長ブログ「ファイザー製コロナワクチン「5歳未満」で十分な免疫得られず!」で、お話ししましたが、ファイザー製ワクチンで確認できなかった効果が、何故モデルナ製ワクチンで確認できたのか?考察が必要です🤔。