コロナ禍に入り「帯状疱疹」患者が急増していると言われ、当院でも確実に増えています。
「帯状疱疹」は、多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)で起こります。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは神経節に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、「帯状疱疹」として発症します。
コロナ禍のストレスによる免疫力低下も「帯状疱疹」の原因である可能性もありますが、最近ではコロナワクチン接種者の10%に水痘・帯状疱疹ウイルスの活性化があったという報告もあり、コロナウイルスに免疫が駆り出されて、水痘・帯状疱疹ウイルスが増えやすくなった可能性が示唆されています。
50歳以上で「帯状疱疹」を発症した方達の約20%に「帯状疱疹後神経痛」起こると言われており、後々まで長く悩まされることもあります。
50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって「帯状疱疹」を予防することができます。
2020年1月に発売された帯状疱疹ワクチン「シングリックス」は、以前からある「水痘ワクチン」に比べ、副反応の頻度は高いものの、50 歳以上では 97.2%、 70 歳以上では 89.8%と高い発症予防効果が認められています。
私を含め当院のスタッフ4人が、近日中に帯状疱疹ワクチン「シングリックス」接種を受ける予定です😕。