新型コロナウイル感染再拡大および第7波突入の可能性が叫ばれている今、ワクチンの3回目接種率は現在、高齢者では84%を超えましたが、全年齢になると45%にとどまっています。

当院でも、高齢者のワクチン接種は物凄いスピードですすめられ、1月から3月前半のワクチン予約は満員でした。

3月後半から現役世代から若年者の接種になりましたが、ワクチン予約は激減し、今では閑古鳥が鳴いています。

接種用に割り当てられたワクチンは、現在モデルナ製ですので、1バイアル18人分のワクチンは、口外できない程の量が廃棄されています。

4回目のワクチンは不要かもしれないが、3回目は若年者も必要なので確実に受けるべきという意見もありますが、本当にそうでしょうか?

2022/3/12 (土)の院長ブログ「コロナワクチン4回目接種6ヶ月後!遅すぎないか?」でお話しした4回目ワクチンの要点を再度、列挙します。

  • これまでのコロナ感染の波の周期は約4ヶ月。
  • オミクロン株による第6波の死亡者は、90%以上が70歳以上。
  • 若年者の重症化率、死亡者率は低く、20歳未満は極めて低い。
  • 現存のコロナワクチンは、重症予防効果はあるものの、発症予防効果は3-4ヶ月。

1月に3回目のワクチン接種を受けた高齢者は、5月には4ヶ月が経過します。

誰も言わない意見を、あえて勇気を持って述べます。

「若年者のコロナワクチン3回目接種よりも高齢者の4回目が重要なのでは?」