ノババックス製の新型コロナウイルスワクチンが4月19日、厚労省より承認されました。

厚労省が承認したワクチンは、ファイザー製(mRNAワクチン)、モデルナ製(mRNAワクチン)、アストラゼネカ製(ウイルスベクターワクチン)、ノババックス製)組み換えタンパクワクチン)の4つとなります。

組み替えタンパクワクチンとは、ウイルスの遺伝子情報から目的とする抗原タンパクを発現・精製後に、アジュバント(ワクチンの効果を高める物質)が添加されたものです。

組み替えタンパクワクチンはB型肝炎、破傷風、帯状疱疹なとで用いられており、すでに長く使われ実績もある手法のため、安全性が高く、副反応も少ないとされています。

武田薬品工業が技術移転を受けて国内で生産する予定であり、安定供給にも期待がかかります。

米国などで実施した2回接種までの臨床試験では、90.4%の有効性が確認され、重症化を防ぐ効果は100%だったとしていますが、これはオミクロン感染拡大前のデータです。

また、3回目接種についても、ノババックス製3回接種や、ファイザー製かアストラゼネカ製接種後、3回目にノババックス製を打つ交互接種でも、有効性が示されています。

従来のmRNAワクチンではアレルギー反応や強い副反応が起きる人などへの接種が想定されます。

しかし3回目接種に慎重な若年者対して、データが未だ多くない新しいワクチンがどこまで響くのか不明です。

また4回目接種が噂されている高齢者は、mRNAワクチンの副反応の頻度は低く、ノババックス製の組み換えタンパクワクチンがどこまで需要があるかも不明です🤔。