塩野義製薬は開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、3月22日に開かれた専門の学会で、20歳以上のおよそ3300人が参加した、臨床試験の中間的な分析結果を発表しました。
安全性については接種した部位の痛み、疲労や頭痛などの副反応とみられる症状が報告されましたが、深刻な問題はみられず、安全性が確認できたということです。
また効果については、年齢や過去のワクチンの接種歴などでグループ分けして分析したところ、どのグループでも、2回目の接種から2週間後には中和抗体の値が増えることが確認されたということです。
塩野義製薬では、これまでに3回目の追加接種を想定した臨床試験で、ファイザーのワクチンと同等の効果がみられたとする分析結果を発表していて、引き続き承認申請に向けて国と協議を進めるとしています。
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私は「まだ承認申請に向けて国と協議を進める段階だったんかい!」と思いました🥲。
塩野義製薬と同様の「組み換えタンパクワクチン」であるノババックス製のワクチンは既に厚労省より承認され、来月下旬から6月上旬にかけて約10万回分が各自治体に配送される予定です。
日本政府や国内の製薬会社が長年ワクチンへの投資を避けてきた結果、世界と大きく差がついたのだと思います。
しかし、現在のコロナワクチンは免疫効果が長続きしないという欠点が見えてきました。
変異株に対しても効果を発揮するできるワクチンの開発が、国内でできる事を祈ります😔。