新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の対象者を、「全員接種」から60歳以上などに限定する政府方針について、愛知県の大村秀章知事は4月27日の記者会見で、医療従事者や高齢者施設の職員らも含むべきだとの考えを示しました。

医療従事者から4回目接種を希望する声があるとして、「感染リスクにさらされている方々に希望通り、ワクチン接種をできないことはありえない」と指摘しました。

4回目のワクチン接種によるオミクロン株に対する効果について、医療従事者を対象とした論文にて、3回目の投与後の反応と同様に、オミクロン株中和の増加を約10倍誘導することが示されていました。

一方、感染予防効果と発症予防効果は、ファイザー製は30%と43%、モデルナ製は11%と31%であり、健康な若い医療従事者への4回目のワクチン接種は、わずかな利益しか得られない可能性があると指摘されています。

しかし、実質的な有害事象を引き起こさなかったことから、4回目接種を希望する医療従事者には接種できる道を残しておくべきと考えます🤔。