各国で報告されている原因不明の子供の急性肝炎について、新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染が関係している可能性があるとする研究結果が厚労省の専門家会合で示されました。

京都大学の西浦教授の研究によると、先月下旬の時点で、OECDの加盟国など39カ国のうち12カ国で子供の肝炎が報告されていて、これらの国ではオミクロン株の患者数が相対的に多いということです。

現在のところ、子供の肝炎にアデノウイルスが関係しているとされており、イギリスで原因不明の急性肝炎が発症した子供53人を調べたところ、40人でアデノウイルスが検出されたと報告されています。

このことを説明する仮説として「新型コロナウイルス感染が、アデノウイルスとともに肝臓に異常を引き起こした説 」と「パンデミックの感染対策により、通常より遅い年齢で初めてアデノウイルスに暴露してしまい重症化した説 」があります。

子供の脱マスクに関して、科学的知見を踏まえて明確な方針が求められていますが、これでは子供はコロナ感染対策すべきかどうか分からなくなります🤔。