6月9日、久しぶりに接触感染によるクラスター発生のネットニュースを目にしました。
三重県で、5月17日から27日までに公表された感染者うち43人は、同じ製造会社の従業員で、同じ日に健康診断を受けていたということで、県はこの会社の感染者の集団を新たにクラスターとしました。
今回のクラスターの発生について県は、「5月中旬に社内であった健康診断での検尿の際に、トイレで従業員同士が密になったことや、会場のドアノブを介して感染が広がった可能性がある」としています。
「接触感染」による集団感染と言えば、昨年の1月16日の院長ブログ「蛇口がクラスターの原因???」で挙げた、大江戸線の運転士庁舎の洗面所の蛇口が思い出されます。
これではお金や商品、ドアのノブやエレベーターのボタンなど、考えればキリがなくなります。
新型コロナウイルスの感染経路について、世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC)などは昨春、主な感染経路として「エアロゾル感染」と「飛沫感染」を挙げ、「接触感染」は起きにくいとする見解を示しています。
しかし国立感染症研究所(感染研)は、新型コロナウイルスの感染経路について、遅らせながら「エアロゾル感染」を認め、「飛沫感染」「接触感染」の3つとし、「接触感染」を同列に並べています。
詳しくは以下、参照。
https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/04/02
しかしこのことが、またもや、しつこく、ドアノブからの接触感染の発想につながっているのだと思います。
今後もウィズコロナの時代が続いていくと考えられますので、正しい感染対策が必要です🤔。