厚労省は6月20日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のグループ会社ヤンセンファーマ(東京)の新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売を正式に承認しました。
これで国内で使えるワクチンは5種類となりました。
厚労省はJ&J製ワクチンを、公費負担で打てるワクチンに含めない方針を示しており、希望する場合は原則自己負担になる見込みです。
2022/1/8の院長ブログ(下記参照)で新型コロナワクチンの種類について説明しましたが、ノババックス製とJ&J製ワクチンが増えたので、まとめ直します。
https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/01/08/
●mRNAワクチン
ファイザー製、モデルナ製
新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだワクチンです。
●ウイルスベクターワクチン
アストラゼネカ製、J&J製
新型コロナウイルスのスパイクタンパク質のアミノ酸配列をコードする遺伝子をサルアデノウイルスに組み込んだワクチンです。接種後、まれに血小板減少を伴う血栓症が報告されています。
●組換えタンパクワクチン
ノババックス製
病原体の成分・部品である「タンパク質」と、効果を高める「アジュバント」という成分をくっつけたワクチンです。比較的、副反応が少ないと言われています。
ちなみに開発を進めている塩野義製薬製ワクチンは、組み替えタンパクワクチンです🤔。