日本国内で多くを占めている変異ウイルスはオミクロン株の「BA.2」ですが、海外では新たな変異ウイルスが増えつつあります。
アメリカでは、「BA.2.12.1」、南アフリカでは「BA.4」と「BA.5」と呼ばれるオミクロン変異株が増加し、「BA.2」からの置き換わりが進んでいます。
これらのウイルスの性質はまだよく分かっていませんが、「BA.2」よりも感染拡大のスピードがやや速い可能性が指摘されています。
日本でも22年の秋以降、「BA.2」から、これらの変異株に置き換わり、流行が再燃する可能性があります。
ファイザー社やモデルナ社は、これらの変異株に対しても効果的なワクチンを開発を進めており、その臨床治験も22年初から開始しています。
米国の食品衛生局(FDA)は、これらのワクチン承認のための審査を6月末に行うと発表しました。
両社のワクチンが有効であったとして、日本での接種を秋までに間に合わせるために、政府は22年5月に医薬品の緊急承認制度を創設したのだと思います。
オミクロン変異株対応のワクチンをFDAが承認した場合、国民全体を対象とした4回目(高齢者や持病を持っている方にとっては5回目)の接種になることも考えられます🤔。