本日は昨日お話しした、新型コロナウイルスのワクチンを生理食塩水を打つことによって、接種したように装い、委託料をだまし取った詐欺に関する考察です。

そもそも何故この事件が公になったのでしょうか?

東京都北区によると、事件となったクリニックで接種したという複数の区民から今年1月、「副反応が出ない」などと相談があり、区職員がクリニックを訪ねると、船木容疑者は「適切に接種している」と答えたようです。

しかし、その後も同様の相談が寄せられたため、同クリニックでの接種記録があった区民約60人に抗体検査の案内を送り、十数人が検査を受けたところ、数人は抗体値が低かったため、区は接種券を再発行しました。

一方、同クリニック関係者から以下のごとく生々しい内部告発が寄せられていたようです。

「昨年夏頃から、北口内科クリニックでワクチン接種をしたいという人が全国の都道府県から来るようになったそうです。流れとしては、船木容疑者が指定した日時に偽装接種を希望する人が来院。家族の分も偽装接種をする場合は、代表者一人だけがきて、手続きをしていたといいます。そして、船木容疑者しかいない診察室に行き、接種1回目、2回目の証明シールを受け取り帰っていったそうです」

複数の人から相談を受けた北区は、船木容疑者に聞き取り調査を続けていたようです。

しかし自治体からの聞き取りでは限界があるため、どこかのタイミングで警視庁に相談し、事件化したと考えられます🤔。