現在、各自治体のオミクロン対応型ワクチンの備蓄は「BA.1」対応型と「BA.5」対応型が混在している状態です。

接種を加速するため早速、「BA.5」に切り替える自治体がある一方、先に配分された「BA.1」対応ワクチンを優先して使用する自治体もあり、対応が分かれています。

コロナワクチンは原則、各自治体で接種することになっているため、現在「BA.1」対応型と「BA.5」対応型のワクチンの選択は困難な状況になっています。

ところで、従来型のワクチン接種は主にファイザー製とモデルナ製で行われました。

ファイザー製はデータが豊富であることや副反応の頻度が低い傾向があるものの、モデルナ製は効果が高い可能性があることや大規模接種や職域接種で比較的簡単に接種できるという利点があり、選択が可能でした。

「BA.1」対応型の方がデータが豊富で、より確実な安全性が担保されているため、従来型で結局、ファイザー製のワクチンの人気が高かったことから考えると、必ずしも「BA.5」ワクチンの方が人気が高いとは言えないと思います。