続々と選手達が控え室へ入っていきます。

やっぱり周りの選手達は慣れているようで、

各々がヨガマットなどを敷いて自分のスペースを確保していました。

自分が部屋に入った時にはスペースはほとんど無くなっていました。

空いているのは部屋中央に畳半畳くらいのスペース。

仕方ないのでそのスペースに体育座りで待機。

お尻も痛いし、非常に居心地が悪い…

トレッキング用の座布団でも持って来れば良かった。

 

しばらくじっとしていると選手ミーティングのため召集がかかります。

予想以上に大きい舞台でした。

もうすぐここに立つんだなぁと思うと緊張もより高まります。

選手ミーティングでは大会の注意事項などが説明されました。

その中でいくつかのカテゴリーは別部屋の控え室が用意されることも説明。

これで少しは部屋を広く使えそう。

 

部屋に戻るとスペースが広くなりました。

半畳から1畳くらいになっただけですが。

そうこうしているうちに周りの選手達が服を脱ぎ始めてウォーミングアップ開始。

チューブを使ったり、自重でのメニューをする人など様々。

トレーナーが帯同してる人もいる。

体育座りした自分の四方をアップするマッチョ達に囲まれるなんともシュールな状況。

どの選手も良い体をしているし、みんな自分よりだいぶ黒い。

自分なりにだいぶ焼いたつもりでしたが、まだまだ白い。

 

ここで落ち込んでも仕方がない。よそはよそ、うちはうちです。

自分の番はまだ先のため、お気に入りのアニメを観て現実逃避。

しばらくして看護師部門の選手招集がかかる。

これに遅れるとその時点で失格になってしまうのです。

想定よりだいぶ早いんですけど。

大事なアップの時間をアニメ観て過ごしてしまうという。

急いでゼッケンを装着して、着ていた上着を脱ぎます。

持参したウォームアップのアイテムを使用する事もなくステージ袖へ連行されました。