どうも、トレーナスマン☆YOSHIKIです。

以前クリニック内で「部分痩せ」について話題になっていたので今回はこのテーマ。

結論から言うと「部分痩せ」はかなり難しいです。

その理由を書いていきたいと思います。

それではいきましょう。

 

体脂肪は大きく「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2つに分けられます。

お腹をつまめるのであれば皮下脂肪が、

お腹は出てるけどつまめない場合は内臓脂肪が蓄積しています。

 

内臓脂肪は蓄積はされやすいですが、食事管理や運動により消費しやすいです。

これは血管が多い内臓周辺に蓄積しているためにエネルギーの出し入れがしやすいため。

このことから皮下脂肪よりも優先的に消費されます。

手術室時代に見た腸間膜にびっしりとついた内臓脂肪にはなかなか衝撃を受けました。

黄色いブドウの房のような組織が付いているんですよ。

一方で皮下脂肪は長い時間をかけてゆっくりと蓄積していきます。

そして一度蓄積されるとなかなか落ちにくいです。

これは内臓脂肪と比べて血管が少ない箇所に付いているため。

エネルギーとして使いにくいためです

そのかわりに皮下脂肪には体温保持や内臓などを守るクッションの役割を持ちます。

また、男性は内臓脂肪が付きやすく、女性はホルモンの働きにより皮下脂肪が蓄積しやすいことがわかっています。

 

よくある部分痩せトレーニングは?

個人的には効果あるのかなぁという印象です。

何もしないよりは良いと思いますが。

 

皮下脂肪は筋肉の上に着たボディスーツの様なものとイメージしてください。

一方、筋肉は大胸筋や上腕二頭筋などそれぞれ独立したブロック

そのため筋肉は狙った部位をトレーニングして肥大化させることは可能です。

しかし、皮下脂肪は筋肉と違って部位ごとに独立して付いているわけではないので、

狙った場所をピンポイントで落とすという事は難しいのです。

 

また皮下脂肪は腕や足といった体の中心から離れた場所から落ちていくとされています。

多くの人が気になるお腹周りは大事な内臓を守るために終盤まで残ってしまうわけです。

適正カロリー内での食事と運動を根気よく継続する事で、

風船がしぼんでいくように少しずつ減っていきます。

長い時間をかけて蓄積した皮下脂肪は同じく長い時間をかけないと落ちていきません。

都合よく狙った場所だけ減っていくなんて事はないのです。

このことを受け止めて、コツコツと正しい生活習慣を続けていきましょう。

 

ちなみに…

体脂肪は多すぎてもダメですが、少なすぎも当然良くありません。

大会前に筋肉のカットを出すために5%前後まで削りました。

あきらかに体調が悪かったです。

ダイエットもほどほどが大事ですね。