どうもトレーナスマン☆YOSHIKIです。

前回のブログでは皮下脂肪、内臓脂肪について書きました。

今回は内臓脂肪を溜め込むことで起こるデメリットについてです。

いくつかあるので2回に分けて書きたいと思います。

それではいきましょう‼︎

 

内臓脂肪はどこに溜まるのか

内臓脂肪は主にお腹の中の大網、腸間膜という所に貯まります。

これらは胃や腸の前にかかるカーテンのような組織です。

手術室時代にはお腹の中を見る機会が多くありましたが、

内臓脂肪が蓄積している人の大網には黄色い脂肪がびっしりと付着しています。

内臓脂肪が増えていくと徐々にお腹のスペースが脂肪で埋め尽くされていき、

お腹がポッコリと出てくるのです。

 

内臓脂肪を溜め込むことのデメリット

①姿勢不良を引き起こす

内臓脂肪が蓄積されるとお腹がポッコリと出てくるようになります。

こうなると正常時に比べて体のバランスが乱れるわけですが、

この時に腰を反る姿勢でバランスを取ろうとします。

慢性的な反り腰の状態は腰や背中に負担をかけてしまいます。

これにより腰痛やさらなる不良姿勢を引き起こす可能性があります。

 

②食欲のコントロールがきかなくなる

脂肪細胞から放出される「レプチン」は食欲を抑えるホルモンです。

通常は脂肪が増えるにしたがってレプチンの放出量も増えるため、

体重を適正に保つ事ができます。

しかし内臓脂肪が増えすぎるとレプチンが効きにくくなり、

満腹になっても食欲が抑えられなくなるという可能性があります。

これにより食べ過ぎが引き起こされ、ますます太ってしまうという悪循環に。

 

③便秘や頻尿を引き起こす

内臓脂肪が蓄積すると物理的に内臓が圧迫されます。

腸はぜん動運動をして消化吸収を行っていますが、

脂肪により動くスペースが制限されてしまうのです。

通勤ラッシュの満員電車をイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。

この状態では腸管が正常に動く事ができませんし、ストレスもかかります。

また内臓脂肪が増える事で血流が悪くなり、冷えを起こします。

これも便秘を起こす原因になります。

膀胱も同じで脂肪に圧迫される事で頻尿が起こりやすくなります。

 

④加齢臭を引き起こす

加齢臭の原因となるのが「ノネナール」という成分。

これは血中の脂肪細胞が分解されてできるものです。

内臓脂肪が増えるということは血中の脂質が増えてノネナールの量も増加します。

30代以降に加齢臭を感じるようになると言われていますが、

この辺りからお腹がポッコリとしてくる人も多いです。

内臓脂肪が多い人はノネナールを加速度的に増やしていることになるわけです。

 

今回はここまで。

後編に続きます。