昨日の院長ブログで、管腔臓器の感染である膀胱炎や腸炎は、圧がかかりにくいため血中に菌が流入しにくく、発熱を引き起こすことは稀であることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2023/12/06

では有熱性の感染が発症した場合、治療はどうすれば良いのでしょう?

まず抗生剤点滴が思い浮かぶかもしれません。

しかしそれだけではダメです。

抗生剤を点滴しながら、原因となっている感染の圧を取り除く、つまりドレナージが必要となるのです。

このことは泌尿器科や外科だけでのが概念ではありません。

皮膚科で診させて頂く蜂窩織炎の切開・排膿も同様の概念です。

最も多い呼吸器感染でも、排痰を促し気道を確保することが重要です。

重症者は挿管(気道にチューブを入れる)が必要になる時もあります。

つまりドレナージです🤔。