昨日の院長ブログで、一般内科で頻尿・尿失禁の訴えがあった場合、「一般医家を対象とした過活動膀胱診療アルゴリズム」を使用するのは難易度が高い可能性をお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/01/11

ところでよく考えたら、急に「過活動膀胱」という病名が出てきたので、少し説明をしておきます。

「過活動膀胱」とは、急に尿意を感じて何回もトイレに行ったり、トイレに間に合わず尿を漏らしてしまう病名と言うか、状態を指します。

この説明文の中で最も重要な箇所は、「何回もトイレに行く」ことや「トイレに間に合わず尿を漏らしてしまう」ではなく、「急に尿意を感じる」です。

「急に尿意を感じる」ことを、尿意切迫と言います。

つまり「過活動膀胱」とは尿意切迫感を必須とした症候群名であり、頻尿の程度や尿失禁の有無は必須ではありません🤔。