昨日の院長ブログで「過活動膀胱」についてお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/01/12

「過活動膀胱」とは、その原因を問わず、急に尿意を感じて(尿意切迫)、何回もトイレに行ったり、トイレに間に合わず尿を漏らしてしまう病状を指します。

原因は加齢、肥満、高血圧・前立腺肥大症などが挙げられますが、特に女性に関してはこれらに当てはまらない場合も多く、不明と言えます。

私が医師になった頃は、まだ「過活動膀胱」という概念は有りませんでした。

以前はこの辺りの疾患に関しては、神経因性膀胱とざっくりと表現されており、そのざっくりと表現されている割りには、分類に関しては、上位中枢や下位中枢、自立性がどうのこうのと、読めばますます分かりにくくなる説明がされていました。

2,002年に国際尿禁制学会において「過活動膀胱」という概念が定義され、本当に分かりやすくなり、臨床でも患者さんへの説明もやり易くなりました🤔。