昨日の院長ブログで、再診の患者さんには採尿容器を渡して、早朝尿を持ってきて頂くことをお話ししました。
初診の場合は、受診後に尿検体を提出して頂きますので、早朝尿ではありません。
早朝尿以外の尿を、随時尿といいます。
尿検査は早朝尿(起床時第一尿)で基準が作られています。
よって正確に言うと、随時尿検査は参考所見となります。
早朝尿で基準が作られている理由は以下のごとくです。
- 体を動かすことによって、生理的な血尿や蛋白尿が出てしまう場合を除外する。
- 早朝の尿は濃縮尿であるため、(逆に)感度よく尿蛋白を検出できるとも言える。
- 一般に食事や薬の内服から時間が経っているため、その影響を減らせる。