昨日の院長ブログで、普通の超音波装置で残尿測定をする際、膀胱粘膜面の不整や男性ならば妙に大きな前立腺の存在が目に入ることをお話ししました。
前立腺とは男性のみにある、膀胱に接して存在する臓器で、尿道を取り囲んでいます。
一般に40歳を過ぎると徐々に拡大傾向があり、尿道面を圧迫感し、排尿障害の原因となります。
前立腺体積(ml)は残尿測定と同様、超音波装置によって(長径×短径×前後径)(cm)/2で測定できます。
https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/01/28
一般に、20ml以上の前立腺を前立腺肥大症と考えることが多いですが、前立腺の大きさと排尿状態は必ずしも一致していません。
それは個人個人で、尿道面の圧迫状態や膀胱収縮力が異なるからです。
この辺りが、前立腺肥大症の評価の難しい所です🤔。