昨日の院長ブログで、膀胱や前立腺の超音波(エコー)検査は、慣れると腎臓の超音波検査に比べて、難解ではないことをお話ししました。
検診や一般内科でも、腎臓の超音波検査は肝臓・胆嚢・膵臓の検査のついでに行われると思われますので、その方法に関してはよく語られています。
一方、膀胱や前立腺の超音波検査はあまり語られることがないと思われますので、簡単に説明します。
何と言っても、膀胱内に尿をためて、腸管ガスの影響を少なくし、膀胱粘膜面の皺をとって行うことが重要です。
膀胱内でチェックすべき所見は、膀胱結石と膀胱腫瘍の2点と言っても過言ではないと思います。
また前立腺に関しては、大きさだけでよいかと思います。
前立腺結石に関しては、尿路に出てくることは少ないので、あまり気にしなくてよいかと思います。
また下腹部からのエコーでは限界があるので、本当に観察したいなら、経直腸的(おしりの穴から)になってしまうのです🤔。
「膀胱エコーは結石・腫瘍・前立腺体積の3点です!」