昨日の院長ブログで、下腹部からの膀胱や前立腺の超音波(エコー)検査でチェックすべきポイントは、結石・腫瘍・前立腺体積の3点であることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/02/03

ここでまた、一般内科で頻尿・尿失禁の訴えがあった場合の過活動膀胱診療アルゴリズムの話に戻ります。

残尿測定のつもりが、膀胱や前立腺の超音波検査まで行う場合、内科でよく行われる腎臓の超音波検査まで行うのが、普通の流れだと思います。

健康診断や一般内科で行われる肝臓・胆嚢・膵臓を中心とした腹部超音波検査では、脂肪肝のチェック(肝腎コントラスト:肝臓と腎臓の輝度の違いをみる)、腹水のチェック(モリソン窩:肝臓と右腎臓の間に存在する腹水がたまりやすい部位をみる)は、無意識レベルで行われることだと思います。

そして腎臓の中身の超音波検査の話に移りますが、これが本当に難解なのです🥹。