昨日の院長ブログで、腎エコー、IVP、膀胱鏡は若い泌尿器科医の役目であったことをお話ししました 。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/02/08

ところでIVPとは、静脈性腎盂造影(IntraVenous Pyelography)の略称で、造影剤を静脈注射して腹部のX線写真 撮影し、腎臓から膀胱へと続く尿路をみる検査です。

まず注射前に腎臓・尿管・膀胱の範囲が写ったX線写真(KUB:Kidney腎臓、Ureter膀胱、Bladder膀胱)を撮影をします。

造影剤を静脈内に注射後、主に5分後、10分後に寝た状態で撮影をします。

ただし造影が尿管に流れた瞬間を撮影したいので、X線の透視で造影剤の流れを観察しながら撮らなければなりません。

またタイミングが悪かった場合は、もう少し待ってから撮影します。

次に立った状態でのKUBを撮影します。

その後、トイレに行って排尿してきてもらい、再度KUBを撮影します。

結構、めんどくさい検査なのです🤔。