昨日の院長ブログで、他院で導尿を受けてきた、ないしは導尿ができなかった中高年男性に、尿道バルーンカテーテル留置を非常に注意が必要であることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/12/10

人は誰もが幸せになりたいと願いながら生きています。

そして幸せになる方法は、人それぞれなのです。

中高年男性に、尿道バルーンカテーテル留置する際、注意が必要であることを説明する前に、男性の尿道について説明しておきます。

男性の尿道は大きく分けると、尿の出口(外尿道口)側の前部尿道と膀胱側の後部尿道に分けられます。

さらに細かく分けると、前部尿道は振子部尿道と球部尿道、後部尿道は膜様部尿道と前立腺部尿道に分けられます。

膜様部尿道とは尿禁制に重要な尿道括約筋に包まれた部分で、前立腺部尿道は前立腺を貫いている部分です。

中高年男性に尿道バルーンカテーテル留置をする際、気をつけなければならないのは、後部尿道に入るところ(膜様部尿道)から急に尿道の方向が変わっていることなのです🤔。