昨日の院長ブログで、中高年男性に尿道バルーンカテーテル留置をする際、気をつけなければならないのは、後部尿道に入るところ(膜様部尿道)から急に尿道の方向が変わっていることであることをお話ししました。
https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/12/11
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人は誰もが幸せになりたいと願いながら生きています。
そして幸せになる方法は、人それぞれなのです。
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男性の尿道の方向転換は、内視鏡で観察すると分かりやすいです。
まず尿の出口(外尿道口)から内視鏡を入れて行きます。
外尿道口側の前部尿道は真っ直ぐな方向です。
そして後部尿道に差し掛かる時、急に腹側方向(内視鏡で観ると12時方向)に坂になります。
ここで内視鏡を進めるには、内視鏡を腹側に方向転換しなければなりません。
後部尿道の最初の入口は膜様部尿道ですが、この部分は短く、全周性に取り囲まれた門のようなイメージです。
門を潜り抜けると、男性には前立腺に取り囲まれた前立腺部尿道が待っています。
特にカテーテル挿入困難な中高年の男性は、前立腺が肥大して内腔も圧迫して狭めており、膀胱に行き着くまでに長い長いトンネルを潜らなければならないのです🥹。