昨日の院長ブログで、尿道バルーンカテーテルをスタイレットを入れて挿入する場合は、男性尿道の形に合わせて、カテーテルが正しい方向に進むように、緩いSの字に変形させることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/12/21

人は誰もが幸せになりたいと願いながら生きています。

そして幸せになる方法は、人それぞれなのです。

尿閉(膀胱から尿が排出できなくなる状態)で来院する患者さんは非常に苦しんでいます。

あぶら汗をかいている方もいます。

Sの字に変形させた、ゼリーをたっぷり塗ったスタイレット入り尿道バルーンカテーテルを、ペニスの先の尿道の入口(外尿道口)から、ゼリーがたっぷり塗られた尿道内に入れていきます。

この際重要なのは、カテーテルの先が尿道内腔の12時方向に沿って進めていくことです。

先日のブログでもお話ししましたが、他院で導尿が行われうまくいかな場合は、だいたい膜様部尿道の6時方向に傷ついています。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/12/15

男性尿道は膜様部尿道に行くところで12時方向に曲がっていきます。

尿道カテーテルの先が傷ついている6時方向に行かないように、先を尿道内腔の12時方向に沿わせながら進めていきます。

曲がり角に至ると、傷が大きくなければ、Sの字に曲げられたカテーテルの先はクルッと回転し前立腺部尿道内に入っていきます。

ここまで来たら、スタイレットが動かないように固定し、外筒になっている尿道バルーンカテーテルのみ押し込んで膀胱内に挿入させます🤔。