昨日の院長ブログで、アトムピンクカテーテルで導尿した後に尿道バルーンカテーテルを挿入する場合は、内腔の抵抗が低いラテックス製を先穴にして使用することをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2025/01/18

人は誰もが幸せになりたいと願いながら生きています。

そして幸せになる方法は、人それぞれなのです。

尿閉(膀胱から尿が排出できなくなる状態)で来院する患者さんは非常に苦しんでいます。

あぶら汗をかいている方もいます。

ここまでで長々と、膀胱鏡やX線透視がない場合の尿道バルーンカテーテルの挿入法についてお話ししてきました。

泌尿器科クリニックを開業して7年がたとうとしています。

今のところアトムピンクカテーテルでの導尿出来なかった方はいません。

しかしバルーンカテーテルの挿入が出来なかった方はいらっしゃいます。

挿入出来なかった方は全員、尿道と膀胱の間にきつい狭窄がある尿道の手術の既往がある方でした。

通常の前立腺組織による圧迫は、方向さえ間違え無ければ拡張は比較的容易ですが、術後繊維化が進んでいる狭窄は簡単には拡張できないのです。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2025/01/02

私の長い泌尿器科医の経験から、このような状態で無理矢理尿道拡張すれば大きなトラブルに発展する可能性が大です🤔。