“皮膚科スタッフブログ”ですが、わたしは泌尿器科も担当しています。泌尿器科の情報も不定期で発信していこうと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。

当クリニック泌尿器科も皮膚科同様にお子さんからご年配の方まで幅広く多くの方が来院されます。お子さんのおねしょの相談、性感染症、腎臓や膀胱の病気など…診察しています。

相談しにくい”尿もれ”も泌尿器科で診察しています。男女とも尿もれはいろんな原因で起こりますが、今回は産後の女性の尿もれについてです。

咳やくしゃみ、ジャンプをする、ランニングやスポーツをする、重いものを持ちあげるなどで尿もれの経験はありませんか?女性の尿もれの多くはこのような強い腹圧がかかる動作で尿がもれてしまう腹圧性尿失禁と言われています。出産などで膀胱・子宮・直腸などを支えている骨盤底筋が痛んだり弱くなったりすると尿道がうまく締めれなくなり尿もれが起こるのです。産後の尿もれはわたし自身も経験者で、とても悩みました。”この年で尿もれ⁇”と、あまりにショックでした。趣味でランニングしたりすると顕著に症状がありましたが、骨盤底筋訓練と投薬で以前よりも症状が落ち着いています。

尿もれがあるからと生理用ナプキンを使っている方がいらっしゃいますが、ナプキンは経血用です。水分は吸収しにくいものなので、尿もれの場合は”尿もれパット”を使って下さい。皮膚も弱い場所なのでかぶれる原因になります。わからない方はサンプルもご案内します。

当クリニック院長は『産後の尿もれは頑張って出産した女性の勲章もの!』と、受診される皆さんを励まし親身に相談に乗ってくれます。30〜40歳代の若い方で尿もれは恥ずかしいと思い、なかなか受診に来られないという話もよく耳にしますので、今回ブログに挙げた次第です。

診察時に内診はしません。尿検査、院長との問診、超音波検査などをさせて頂いてから最適な治療方法をお話しします。

まずはお気軽にご相談下さい。