「痩せよう!」そう思った時、多くの人がまず考えるのが「カロリー制限」ではないでしょうか?
食べる量を減らして、ひたすらカロリーを気にする。
でも、それで本当に理想の体と健康が手に入るのでしょうか?
今回は、多くの方が陥りがちなカロリー制限の落とし穴についてお話しします。
もしあなたが「頑張っているのに痩せない」
「なんだか体がだるい」
そんなふうに感じているなら、その理由がここにあるかもしれません。
頑張っても痩せない?疲れる?その理由は…
「食事の量を減らして、毎日我慢しているのに痩せない…」
「なんだか体がだるい…」そんな経験はありませんか?
実は、カロリー制限が原因かもしれません。
①体が「省エネモード」になり、代謝が落ちてしまう
厳しいカロリー制限を続けると、私たちの体は「飢餓状態だ!」と勘違いしてしまいます。
すると、どうなるでしょうか?
私たちの体は生き残るために、摂取したカロリーをでやりくりしようとします。
基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)をグッと落としてしまうのです。
これにより、同じ運動をしても、同じ量を食べても、以前よりも消費するカロリーが減ってしまうのです。
その結果、痩せにくくなります。
むしろ太りやすい体質になってしまうリスクがあるんです。
例えば…
あなたの毎月の生活費は20万円。
でも、給料が減って10万円になりました。
あなたは今まで通り、20万円の生活を続けますか?
普通は生活が破綻しないように10万円で生活できるように支出を調整すると思います。
これと同じで1000kcalしか補給されないのに、相変わらず2000kcalで消費し続けてしまったら、脂肪や筋肉を失い、どこかで破綻して死んでしまいます。
そうならないように私たちの体もエネルギー収支を調整するのです。
②体のパフォーマンスが低下する
摂取カロリーが少なくなれば体が「省エネモード」になります。
それにより、これまでできていたパフォーマンスが出せなくなるのです。
それは脳、筋肉、免疫などなど…様々なものに該当します。
・仕事や勉強への集中力が続かない
・疲れやすくなる
・免疫力が落ちて体調を崩しやすい
・気分が落ち込みやすい
・運動しても力が出ない
・冷えを感じやすくなる
僕も昔はカロリー制限で減量をしていましたが、これらの症状に覚えがあります。
健康のためにダイエットを頑張っているのに、肝心な日常生活に支障が出てしまっては本末転倒です。
③我慢の連続で食事の楽しみが奪われる
カロリー制限の最大の試練は、やはり食事量が少なくなってしまうことでしょう。
性別や体格によっては、カロリー制限でのダイエットをすると、食べ物の種類や量が大きく制限されます。
好きなものを我慢し、空腹と戦う日々は、精神的にも辛いものです。
「食べちゃいけない」、「我慢しなきゃ」というストレスは、かえって食欲を暴走させたり、リバウンドにつながったりすることも少なくありません。
食事というのは本来、私たちにとって喜びであり、生活の楽しみの一つのはずです。
カロリー制限の悩み、解決できます!
これまでお話ししたように、カロリー制限には様々な弱点があります。
これらの問題に心当たりがあるなら、「私の頑張りが足りないだけ?」と自分を責める必要はありません。
それはダイエットの方法自体を見直すタイミングなのかもしれません。
実は、カロリー計算に縛られず、もっと美味しく、無理なく、そして健康的に理想の体を目指せる方法があります。
次回のブログでは、今回のカロリー制限に変わる方法、「糖質制限での食事法」について、その具体的なメリットと、「主食を完全にゼロにしない」現実的な方法を詳しく解説したいと思います。
「カロリーだけ見て失敗した…」そんなあなたも、この機会に新しいダイエットの常識を学びませんか?