3月31日、「異次元の少子化対策」の「たたき台」を発表したことを受け、岸田総理大臣は「こども未来戦略会議」を立ち上げることを表明しました。

「異次元の少子化対策」については、院長ブログでも話題にしてきました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2023/03/19

https://fukatsu-clinic.com/blog/2023/03/20

「たたき台」には、児童手当については所得制限の撤廃、支給対象の高校卒業までの延長、子どもが多い世帯への支給額の見直しが盛り込まれています。

また、両親が働いているかを問わず保育園が利用できる「こども誰でも通園制度」の創設、子育て世帯への住居支援強化、高等教育費の負担軽減のため「授業料後払い制度」の導入も盛り込まれました。

しかし「出産費用の保険適用」については「導入含め支援のありかたを検討」、「学校給食費の無償化」は「課題の整理を行う」と、奥歯にものがはさまった言い方です。

ちなみに、日本の医療保険は、病気やケガにかかる療養費の自己負担を軽減することを目的としたものですので、目立った問題がなく、順調に出産を終えた正常分娩の場合、医療保険は適用されません

色々大変なことはあると思われますが、「出産費用の保険適用」や「学校給食費の無償化」が最もインパクトがあり、「異次元の少子化対策」と言えるのかなぁと思います🤔。