昨日の院長ブログで、「飲酒」による尿閉についてお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2023/12/29

この時期「飲酒」による尿閉とともに、よく経験することとして「風邪薬」による尿閉があります。

風邪薬(総合感冒薬)に含まれる排尿障害を起こしやすい成分として「エフェドリン」や「抗ヒスタミン薬」があります、

「エフェドリン」は咳止めや鼻づまりを和らげる目的で総合感冒薬内に配合されていることがありますが、交感神経(α受容体)刺激作用により、尿道の抵抗を高め、排尿障害を引き起こします。

漢方薬の麻黄にも「エフェドリン」が含まれています。

一方「抗ヒスタミン薬」は、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という化学伝達物質の作用を抑えることにより、くしゃみや鼻水などの症状を改善させます。

「抗ヒスタミン薬」は口の渇き、便秘、眼圧上昇など抗コリン作用を起こすことがあります。

抗コリン作用は膀胱の収縮障害も引き起こします🤔。