昨日の院長ブログで「過活動膀胱」の概念についてお話ししました。
ところで1月10日の院長ブログで、残尿感を訴えた瞬間に、尿検査と残尿測定をするべきとお話ししましました。
https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/01/10
このことについて説明を追加します。
尿検査をする理由は、残尿感の原因として、尿路悪性腫瘍、尿路結石、尿路感染などを除外するためと言えます。
一方、残尿測定をする理由は、残尿感だけなのか?実際に残尿が多いのか?、また頻尿・尿失禁治療薬を投与する際のリスク評価の意味もあります。
高齢者の「過活動膀胱」は、「前立腺肥大症」を合併している場合が多く、「過活動膀胱」の治療をする前に「前立腺肥大症」の治療を要するかどうかの判断が必要となります🤔。