昨日の院長ブログで、尿試験紙によって行われる半定量検査を定量化するために、尿沈渣検査が行われることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/01/21

尿沈渣検査とは、採尿した尿を遠心分離器にかけて作られた沈殿物から、赤血球数や白血球数を、顕微鏡で調べる検査方法です。

しかし尿沈渣検査は、沈渣の作り方や検査を行う人によってばらつきがあります。

例えば、尿試験紙による検査で尿潜血があっても、溶血のため赤血球が観察できなかったり、白血球と尿路上皮細胞の鑑別が難しい場合があります。

私が大学院生の頃(約25年前)の大学病院では、外来患者さん全員に、顕微鏡による尿沈渣検査を行っていました。

尿沈渣検査は(私たち若手医師の仕事で)、私は毎日行っていました。

しかしその解釈に困ることが多く、本当に苦労しました🥲。